ザルツブルク現代美術館
美術館 ― 二つの建物
ザルツブルク現代美術館は二つの建物から成り、それぞれすばらしい環境の中にあります。
古都の中心にある ルーペルティヌム :新しい芸術構想のためのバロックの家
古都の上にそびえ立つ、メンヒスベルク山にある美術館:現代風な設定におかれた現代芸術展示場
ザルツブルク現代美術館の建物は約3000㎡の展示場があり、20世紀と21世紀の芸術の専門的テーマに沿った展示や、グラフィックアート、写真などの展示も行われています。
過去にこの美術館は多くの国際的な芸術家達、例えば、エルンスト・ハース、ジョージ・コンドー、フェルナンド・レーガー、ゲルハルト・リヒター、シャイリン・ネスハット、
エルヴィン・ヴルム、ウィリアム・ケントリッジ、マルクス・レッツ、ヘルムート・ニュートン、シュテファン・バルケンホール、アンセルム・キーファー、 マックス・エルンスト、ヒロシ・スギモト、ジャン・ドゥビュフェ、エヴァ&アデレ、クリストフ・シュリンゲンシーフ、レベッカ・ホルン、ノブヨシ・アラ キ、・・・等を紹介しました。
この美術館は時と共に、17,000点以上の写真作品を備えたオーストリアの写真美術館とも
なりました。
メンヒスベルクの現代美術館
古都の屋根の上にそびえるこの美術館は2004年来、アントンノイマイアー広場の上方60m、メンヒスベルク山の急斜面にどんと座っています。1998 年、メンヒスベルク山に新しく美術館を建設するにあたり、国際的なコンテスト参加者の公募が行われました。スイス人、ルイーギ・シュノッツィ議長のもと、 11人からなる選考委員会により、ミュンヘンの建築チームのプロジェクトが145の応募者の中から選ばれました。特に19世紀からある給水塔の優れた外観 へ配慮した企画が、決定的な選考理由でした。ガラスで覆われた階段状の建物は、歴史的な建造物を見る際の視線を遮ることがありませんでした。建築に3年半 かかり完成したこの美術館は、4つの平面に様々な展示形態が可能なように、出来る限りの間取りの組み合わせ、変化を提供しています。
全体の外装は地元のウンタースベルクの大理石で覆われ、垂直の継ぎ目により分けられています。これは内部の空調機能のためであり、またザルツブルク市の旧 市街を紹介しています。即ち、正面には、モーツァルトのオペラ、ドン・ジョバンニのあるアリアの楽譜が、初めて導入されたコンピュータープログラムによっ て、リズミカルに刻まれた切込みの形で書き込まれています。
内部は、2300㎡の大きく分割された平面に、様々なことが要求される20世紀、21世紀の磨きぬかれた芸術作品を展示する場として、空間を提供しています。
